朴槿恵大統領の一日
2013年03月24日 23:23朴槿恵(パク・クネ)大統領は、車で3-4分の距離にある大統領官邸と執務室の間を1日1往復しかしないことがよくある。朴大統領は朝型人間で、毎日午前4時30分ごろに目を覚ますことで知られている。側近たちの報告書や資料を読み、ネットサーフィンをすることで一日が始まる。結構ネット好きである。反対陣営の批判と皮肉たっぷりのネットの書き込みにも目を通すそうだ。独身の朴大統領には食卓で共に食事をする家族がいない。朴大統領が大統領官邸から執務室に到着する時間は午前9時から10時の間だが、官邸での用事が済むのは日によって違うのである。大統領主宰の首席秘書官の会議はだいたい午前10時から始まる。日中のスケジュールは目まぐるしい。接見室で外部の人物に会ったり、首席秘書官らを随時呼び出して報告を受けたりする。今週からは毎日、各部署の業務報告に目を通すようになった。外での予定がなければ昼食は執務室で済ませる。一緒に昼食をする人はその時々で違う。首席秘書官らと食べることもあれば、外部の人物を招くこともある。もちろん、全て非公開だ。朴大統領は午後6時ごろになるとまっすぐ大統領官邸に戻る。官邸の総面積は6093平方メートル(1843坪)で、内装やインテリアを変え、私邸で使っていた家具なども運び込んだ。夕食は一人ですることが多いらしい。家政婦の帰宅後は警護員と女性職員が待機するが、気軽に声を掛けられる人はいない。夜も次々と送られてくる状況報告に目を通し、首席秘書官らに指示するなど、大統領としての業務は夜遅くまで続く。側近の一人は「朴大統領は忙しすぎて一人暮らしを寂しがる暇もないだろう」と言っている。