韓国の若い兵士の士気

北朝鮮は長距離ミサイルに核実験と軍事挑発を続けており、昨日は北朝鮮発と見られるサイバー挑発を仕掛けたり、今日は国内向け朝鮮中央放送を通じて空襲警報を発令して臨戦態勢を誇示したりしているが、対峙する韓国軍兵士の士気はこれとは全く反対に低下の一途を辿っている。前線の若い兵士たちは男性化粧品に夢中だとか、スマホを部隊に持ち込み自由に外部と会話したりしている。2010年、ソウル北西の海域で、韓国の哨戒艦「天安」が北朝鮮の魚雷に撃沈された事件があったが、その時乗組員は携帯電話で外部と通話していたことが分かった。艦長も携帯で事態を上層部に連絡していた。これでは簡単な盗聴システムで艦や軍の動きを北は把握するのに労しない。　昨年夏、軍で問題になったスマートフォン事件がある。若い兵士たちがスマホを部隊に持ち込み、訓練状況や兵器などの情報をSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）で外部に流していた。本人たちはスパイではなく、ただ退屈しのぎで遊び半分にやっていたのだ。ある部隊では兵士の3分の1が禁止されているスマホを秘かに持ち込んで楽しんでいたという報告もある。IT王国の若い兵士たちはスマホ中毒となっている。これでは北に簡単に情報が流れてしまうのを取り締まる術がない。日本の自衛隊や海上保安庁は大丈夫だろうか？