韓流スターパク・シフ事件の泥沼化

2013年03月23日 19:08

韓流人気俳優、パク・シフ(34)が、泥酔状態で性的暴行を受けたとしてタレント志望の女性(22)から告訴された事件が、益々複雑になって来た。女性らのスマホのメッセージなどが暴露され、パク・シフが「でっち上げだ」とし、女性とシフが最近まで所属した事務所の代表を逆告訴した。そして女性の過去や写真がネットにばらまかれるなどして、収まる様子が全くない。ご存知の通り、パク・シフは兵役を終えた20代後半に遅咲きのデビューをし、ドラマ「逆転の女王」や「王女の男」などに出演した。クリーンなイメージのパク・シフに2月半ばに突然、聞くに堪えないニュースが湧いてきた。タレント志望の女性が力ずくで性的暴行されたと警察に告訴したのである。パク・シフは「互いに好感を持ち、心を分かち合っただけ。強制的に関係を持ったのではない」と性関係は合意だったと反論し、「恥ずべきことは一切ない。事実が明らかになるまで待ってほしい」とするコメントを発表した。飲食店のカメラでは、しっかりした足取りで店を出る女性の姿が映され、店の関係者も「シフがエスコートしていたが、女性は階段も一人で降りていった」と証言した。しかし車で10分ほどのマンションのカメラには、後輩俳優に背負われている女性の姿が映っていた。これが「泥酔状態で強制的に暴行された」という女性の言い分を裏付ける証拠となった。女性が「突然酔っ払ったので酒のほかに何か飲まされたのでは」と話したので、薬物検査を行ったが、薬物成分は検出されなかった。その後シフ側が、告訴前に女性が知人女性と交わしたスマホのメッセージを明らかにした。知人女性は「今回の件は大きな事件だから和解金10億ウォン(約8,600万円)を要求しなさい。このチャンスにお金を受け取るか、シフさんを失墜させなさい。被害者に見えるように事情聴取では精いっぱい演技しなさい」と言っていた。これに対してシフは女性とスマホでけしかけた女性、そして今年1月まで所属していた事務所の代表が、多額の和解金を受け取ろうと共謀し、事件をでっち上げたとして虚偽告訴罪で3人を告訴した。事件が泥沼の様相を呈する中、ネットでは、被害女性の素性に注目が集まった。女性の写真や経歴がネット上に載せられ、「高校時代から高級クラブに通っていたクラブ中毒だ」「芸能人みたいに振る舞いで皆嫌っていた」といった書き込みも現れた。また整形前の写真まで掲載された。事件から1カ月以上たって警察の捜査は本格化し、韓国世論の関心が衰える様子は全くない。