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対馬返還を求める韓国の市民団体

2014年11月04日 16:47

日本が強制的に占領した対馬返還を求める運動を展開する忠清北道槐山郡(충북 괴산군)の市民団体「対馬奪還本部(대마도 찾기 본부)」が27日から29日まで対馬を訪問する。訪問するのは、同郡に住む約10人のメンバーと外部からの参加希望者約20人で、2泊3日の日程で対馬を訪れ、領土紛争に関する理解を深める。一行は朝鮮王朝末期に抗日義兵闘争を率いたとして、対馬に連行されて殉国した崔益鉉(チェ・イクヒョン:최익현)先生の葬儀が行われた修善寺(슈젠지)(対馬市厳原町)と対馬藩主の養子、宗武志소 다케유키と朝鮮王朝の高宗(コジョン:고종)の娘、徳恵翁主(トッケオンジュ:덕혜옹주)の結婚奉祝碑덕혜옹주などの史跡を訪問する。団体関係者は「今回の対馬訪問は独島(日本名・竹島)の領有権だけをめぐり、日本と対立している状況で、全国民に『対馬返還要求運動』への賛同を求めるために行うものだ(이번 대마도 방문은 독도 영유권 문제만 놓고 일본과 대립하는 상황에서 전 국민에게 대마도 찾기 운동 동참을 유도하기 위해 추진했다)」と説明した。同団体は2012年10月10日に中原大学(중원대)(槐山郡)で発足式を行い、対馬返還要求運動を本格化した。1945年7月のポツダム宣言(포츠담선언)で、日本は対馬が韓国領であることを認めた。李承晩(イ・スンマン:이승만)大統領は、就任から3日後の48年8月18日に記者会見を開き、対馬を韓国に返還するよう、日本政府に強く要求した。

今村昌平監督の代表作上映会 ソウルで5日

2014年11月03日 14:31

故今村昌平(이마무라 쇼헤이)監督の代表作を集めた上映会がソウルで開かれる。韓国映像資料院(한국영상자료원)は今月5日から来月31日までソウル・上岩洞のシネマテクKOFA2館で、毎週水曜日に今村監督の作品を1作ずつ上映する。上映会は日本の国際交流基金(일본국제교류기금)との共催。1958年に「盗まれた欲情」でデビューした今村監督は、60年代に大島渚監督と共に日本映画に変革を起こした。戦後の日本をコミカルに描く一方、貧困層のたくましい生命力にスポットを当て世界的な巨匠となった。「楢山節考(나라야마 부시코)」(1983)と「うなぎ(우나기)」(1997)で2度、カンヌ国際映画祭の最高賞、パルムドールを受賞している。今回の上映会では「盗まれた欲情」のほか、「にあんちゃん」(1959)、「豚と軍艦(돼지와 군함)」(1961)など8作品が上映される。

全羅南道ピアゴル紅葉祭り

2014年11月02日 22:55

全羅南道(チョルラナムド:전라남도)の智異山(チリサン:지리산)ピアゴル(피아골)渓谷は燃えるような紅葉の壮観を満喫することができる。秋の登山客が雲のように集まる名所というのもうなずける。ナムメ瀑布・三紅沼(サムフンソ)・統一沼(トンイルソ)・連珠潭(ヨンジュダム:연주담)などピアゴル一帯が紅葉で覆われる10月中旬から11月初めが最も美しい。今年のピアゴル紅葉祭りは1日から2日まで開かれる。紅葉祭礼を皮切りに、蟾津江(ソンジンガン:섬진강)の川岸の紅葉道を歩く「智異山トゥレギル・トレッキング」などのプログラムが行われる。土旨面(トジミョン:토지면)内の紅葉公園단풍공원を舞台に各種音楽会、アユつかみ体験은어잡기 체험などの行事も広がる他、伝統酒場・農産物販売場などの食の市場も立ち並ぶ。紅葉写真展、トピアリーフォトゾーン、紅葉フェイスペインティングなどのお楽しみイベントも開催される。

在日の詩人・細田伝造の詩集 ハングル版出版

2014年11月01日 18:31

在日コリアン2世の詩人(재일 한국인 2세 시인)、細田伝造(호소다 덴조)さんの「中原中也賞(나카하라 추야 상)」受賞作の詩集「谷間の百合(골짜기의 백합)」のハングル版が韓国で出版された。ソウル市内で31日、出版記念会が開かれ、細田さんや韓国詩人協会(한국시인협회)の文貞姫(ムン・ジョンヒ:문정희)会長らが出席した。細田さんは65歳で詩を書き始め、69歳だった昨年2月、デビュー作の「谷間の百合(골짜기의백합)」で、優れた現代詩集に贈られる中原中也賞を受賞した。詩集では日常の中での発見や驚き、生と死などが韓国の言葉をまじえてうたわれている。選考委員らは「韓国と日本の切断の意識が、ざらざらとしたつぶてのようなことばの感覚でとらえられている(한국과 일본 사이의 갈라진 의식을 도톨도톨한 돌멩이 같은 언어의 감각으로 포착했다)」として、「年齢を超えて、若々しいことばの世界が創造されていた」と評した。細田さんの父親は日本植民地時代に故郷の韓国・全羅南道を離れ、日本に移り住んだ。現在、細田さんはさいたま市で会社を経営している。

韓国が統一未来センター新設へ

2014年10月31日 19:43

来月、ソウル北方の京畿道漣川郡(경기도 연천군)に青少年向けの研修施設、朝鮮半島統一未来センター(한반도통일미래센터)がオープンする。北朝鮮のユースサッカー選手団(북한 유소년축구 선수단)が最初の利用者となる予定だ。韓国統一部は31日、北朝鮮の軍所属選手で構成するサッカーチーム「4・25体育団」のユース選手団32人が、11月3日から11日まで同センターに滞在すると発表した。ユース選手団は韓国民間団体の民族和解協力汎国民協議会(민족화해협력범국민협의회)(民和協)が7~9日に漣川で主催する「2014国際ユースサッカー大会」に出場する。朝鮮半島統一未来センターは来月12日に正式オープンする。統一部が493億ウォン(約51億円)の予算を投じて新築した青少年向け研修施設で、4~8人室を100室備える。朝鮮半島統一に向けた青少年の教育目的で活用されるほか、南北の青少年交流や南北当局間の接触、離散家族の再会事業の会場としても使いたい考えだ。

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