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「師任堂」 滑り出し好調

2017年01月29日 23:21

韓国の女優イ・ヨンエ(이영애)の復帰作、SBSドラマ「師任堂 色の日記(사임당, 빛의 일기)」の第1、2話が26日夜放送され、15%を超える視聴率を記録した。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、SBSで26日夜10時から1、2話連続で放送された同作の1話は全国で15.6%、首都圏で16.6%を記録した。2話も全国16.3%、首都圏16.6%と視聴者の関心が集まった。同時間帯に放送されたKBS2ドラマ「キム課長(김 과장)」の視聴率は7.2%、MBCドラマ「ミッシングナイン(미씽나인)」(原題)は5.3%と集計され、「師任堂 色の日記(사임당, 빛의 일기)」が圧倒的なパワーを見せつけた。2005年に出演した映画「親切なクムジャさん」を最後に結婚・出産のため演技活動を中断したイ・ヨンエ(이영애)は、同作を通じて12年ぶりに女優として復帰した。ドラマ出演は2004年の「宮廷女官チャングムの誓い(대장금)」以来。イ・ヨンエ(이영애)は今回のドラマで朝鮮王朝時代の天才画家で、良妻賢母の鑑とされる申師任堂(シン・サイムダン:신사임당)と現代の美術史学者ソ・ジユン(서지윤)の1人2役を演じる。1、2話でイ・ヨンエ(이영애)は年を重ねても変わらない美貌と魅力で視聴者を引き付けた。ドラマ自体も現代と朝鮮王朝を行き来するストーリー展開が興味をそそる。あらゆる苦境に見舞われて四面楚歌に陥ったソ・ジユン(서지윤)の息詰まる状況を描いた。師任堂とソン・スンホン(송승헌)扮するイ・ギョム이겸の子供時代を演じる子役の生き生きした演技もドラマに活力を与えている。「師任堂 色の日記(사임당, 빛의 일기)」は昨年のうちに全て撮影を終えており、当初は韓国と中国で同時放送される予定だった。しかし米国の「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に反対し、韓流コンテンツを締め出す中国の「禁韓令」の影響で何度か放送が延期された結果、韓国のみで放送が開始された。中国を除く日本や東南アジアなどほかの地域でも放送される。


尹東柱生誕100年記念行事

2017年01月28日 18:52

韓国で国民的な人気を誇る詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ:윤동주、1917~45年)の生誕100年を記念する行事が来月11日、尹東柱(윤동주)が朝鮮半島から日本に留学した際に在学していた同志社大(도시샤 대학)の今出川キャンパス(京都市)で開かれる。行事は「映像でたどる尹東柱の100年」と銘打たれ、韓国・ソウルの尹東柱(윤동주)文学館が作製した映像を研究者の解説付きで鑑賞する。27歳で夭折した詩人の繊細かつ生き生きとした詩や、その生きざまなどが紹介される。当日は午後1時半から同キャンパス内にある尹東柱の詩碑の前で献花式が行われた後、記念行事が行われる。尹東柱は同志社大(도시샤 대학)に在学中、ハングルで詩をつくったとして治安維持法違反の疑いで逮捕され、45年2月16日に福岡刑務所で獄死した。


韓国の仏像判決

2017年01月27日 17:15

対馬(쓰시마)の寺で盗まれて韓国に持ち込まれた仏像を忠清南道瑞山(ソサン:서산)の浮石寺(ブソクサ:부석사)に引き渡すよう命じる韓国裁判所の判決が出たことに関連し、日本・韓国メディアは日韓関係に悪影響を及ぼすと予想した。韓国の聯合ニュースは26日、「最近悪化している韓日関係にもう一つの変数になるとみられる」とし「少女像葛藤、独島(독도:ドクト、日本名・竹島)をめぐる葛藤に続いてもう一つの荷物が生じた」と伝えた。朝日新聞もこの日、「浮石寺への引き渡しが命じられたことで日韓関係がさらに悪化するのは避けられなくなった(부석사 인도 판결로 한일 관계가 악화하는 것은 피할 수 없게 됐다)」と伝え、毎日新聞も「日本政府は対馬市の観音寺への早期返還を継続して働きかけており、判決を受けて韓国政府が控訴せずに浮石寺に引き渡せば、日韓関係をさらに悪化させる要因になりそうだ」と報じた。大田地裁대전지법はこの日の判決で「現在文化財庁が保管中の仏像に対する現場検証などを通じて、仏像は浮石寺の所有と十分に認められると推定される(현재 문화재청에서 보관 중인 불상에 대한 현장 검증 등을 통해 불상이 부석사 소유로 넉넉히 인정된다고 추정된다)」と明らかにした。続いて「歴史・宗教的価値を考慮すると、仏像の占有者は原告である浮石寺に引き渡す義務がある(역사·종교적 가치를 고려할 때 불상 점유자는 원고인 부석사에 인도할 의무가 있다)」とし、浮石寺(부석사)が韓国政府を相手に提起した観世音菩薩坐像(관음보살좌상)引き渡しを求める訴訟で時効を無視して原告の請求を受け入れた。


『帝国の慰安婦』朴裕河教授に無罪判決

2017年01月26日 19:42

ソウル東部地裁刑事合意11部(部長イ・サンユン:이상윤)は25日、自身が著述した歴史学術書で旧日本軍による元慰安婦の名誉を傷つけた疑惑で起訴された朴裕河(パク・ユハ박유하)世宗(セジョン:세종)大学教授に無罪判決を言い渡した。朴教授は、慰安婦をテーマにした著書『帝国の慰安婦(제국의 위안부)』で「慰安婦の本質は売春だ」「旧日本軍による強制動員はなかった」などの内容を指摘した疑惑で、2015年に在宅起訴された。 裁判所は判決理由で「名誉毀損の疑惑と認められるような事実を書いた部分を確かめてみたところ、『慰安婦の中には自発的な慰安婦も何人かいた(조선인 위안부 중 자발적 의사가 있는 위안부가 있다)』という一部の内容だけが事実に当たる」とし、「この部分も最低1万5000人と推定されている旧日本軍による元慰安婦の数を考慮すれば、特定の慰安婦被害者の名誉を傷つけた事実を書いたものと解釈し難い」と無罪判決の理由を明らかにした。裁判所は、「正しい意見だけを守るとしたら、意見の競争による学問的表現の自由は存在できない」とし、「韓国社会は被告人の主張に対して合理的な競争や論争を経て旧日本軍による元慰安婦に対する歴史的事実を導き出す能力がある」と付け加えた。


日本人学者が描いた1920年代の朝鮮

2017年01月25日 16:31

韓国・ソウル歴史博物館(서울역사박물관)はこのほど、日本の学者が描いた1920年代の朝鮮の民家や生活のスケッチを収めた「今和次郎フィールドノート学術叢書(1920년대 조선 민가와 생활에 대한 소묘-콘 와지로 필드 노트)」を刊行した。今和次郎(콘 와지로:1888~1973)は早稲田大理工学部建築学科の教授を務め、考現学(고현학:modernology)を提唱した。考現学とは変動の激しい時代の風俗や世相を調査・記録して資料に残し、分析する学問だ。今和次郎(콘 와지로)は1922年、23年、24年、44年の4度にわたって朝鮮を訪問し、民家、建物、工場など建築物の外観・内部のスケッチと写真を残した。今回出版される叢書には、22年と24年の調査で描かれたスケッチと写真約180点と、これを研究した学者の小論文4編が収められている。小論文は工学院大(공학원대학)の荻原正三(오기하라 마사미츠)名誉教授、韓国・漢陽大(한양대학교)で教鞭を執った冨井正憲(도미이 마사노리)氏ら3人、青山学院大(아오야마단기대학)の黒石いずみ(쿠로이시 이즈미)教授、 韓国国立劇場公演芸術博物館(국립극장 공연예술박물관)の崔錫榮(チェ・ソクヨン:최석영)館長によるものだ。ソウル歴史博物館は昨年、東京の工学院大(공학원대학)の図書館に所蔵されている未公開資料の中からソウル・朝鮮に関する今和次郎(콘 와지로)のスケッチと写真を発見した。同博物館の関係者は「叢書では20年代当時の朝鮮の人々の住居や生活の様子をかいま見ることができる」とし、「今後も知られざるソウルの痕跡を探していきたい」と述べた。


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