70代男性が「少女像の撤去」予告

2017年03月17日 18:47

ソウルに住む70代の男性が16日、建て替え工事中の日本大使館前に設置されている旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像を撤去する意向を示し、警察に制止される騒動が起きた。この男性は同日午前、少女像がある鍾路区の警察署종로경찰서に電話をかけ、午後2時に像を撤去すると伝えた上で、「(マレーシアの空港で殺害された北朝鮮の)金正男(キム・ジョンナム)のように殺されるかもしれないので、保護してほしい(김정남처럼 살해당할까봐 두려우니 경찰에서 현장을 보호해달라)」と求めた。予告した時刻に像の前に現れたが、警察官に1時間ほど諭されて撤去を諦めた。男性は「少女像のせいで韓日関係が行き詰まり、経済的損失が大きい。(慰安婦問題で)韓日が合意しておきながら少女像を撤去しないため、日本の極右勢力も妄言を繰り返している(한일 합의를 해놓고 소녀상을 철거하지 않으니까 일본 극우세력도 망언을 계속한다)」と主張した。警察は違法行為はなかったと判断し、身元を確認した上で男性を帰らせた。