1400年前の百済時代のはしごが出土

2015年12月12日 17:24

百済時代(백제시대)の首都跡(옛 도읍터)、熊津(ウンジン:웅진)の城郭である忠清南道公州(コンジュ:공주)市の公山城공산성内から、約1400年前に百済人が使った長さ6メートルのはしご(사다리)が出土したと10日、文化財庁(문화재청)が明らかにした。 このはしご(사다리)は、公山城(공산성)の旧城内の村の北西側にある旧百済官庁(옛 백제 관청)と推定される建物跡を発掘調査して出土したもので、釘を使わずに作られている。 完全な形の百済のはしご(사다리)が発掘されたのは今回が初めてという。 今回の調査では5段の階段式築台を積んで作った官庁と推定される建物跡31棟と幅10メートル、深さ2.6メートルの大型の池跡(대형 연못 흔적)が発見され、山形模様の瓦(산 모양 무늬 기와)とすずり破片(벼루 조각)など多様な遺物も発見された。