SMエンタが新規プロジェクトを発表

2016年01月30日 21:24

韓国の大手芸能プロダクション、SMエンタテインメント(SM엔터테인먼트)の創業者でプロデューサーの李秀満(イ・スマン:이수만)氏が27日、ソウル・COEXアティウム(코엑스 아티움)でプレゼンテーションショー「SMタウン:ニューカルチャーテクノロジー、2016(SM타운: 뉴 컬처 테크놀로지, 2016)」を開き、同社の新文化技術について発表した。「文化技術」という概念を韓国で用いたのは李氏が初めて。会場には音楽産業の関係者が訪れ、強い関心をみせた。李氏は「キャスティング、トレーニング、プロデュース、マーケティングなど、これまでの20年間で発展させてきたSMの核心となる文化技術を融合、拡張し、新文化技術(CT)として生まれ変わらせ、今年から韓流3段階に進入する」と話した。李氏は同社について、「SMは独自の文化技術を基に全世界に韓流、K‐POPと呼ばれる独創的なコンテンツを発表し、拡張させた」と評価した。また韓流について、「文化技術を発展させ単純に輸出する韓流1段階から、現地の企業と合作する2段階を経て、今年は現地で合弁会社を設立し、文化技術を伝授する3段階の実現が可能になった」と説明した。李氏は韓流3段階を実行するにあたり、新人ボーイズグループNCT(ニュー・カルチャー・テクノロジー:뉴 컬처 테크놀로지)をデビューさせると発表した。NCTは新メンバーの加入が自由で、メンバー数に制限がない新しい概念のグループ。「開放性」と「拡張性」に重点を置くという。NCTは世界各都市をベースにそれぞれのチームがデビューし、チーム間の多様なコラボレーションユニットとしても活動する。李氏は「一つの曲を各国の言語で発表し、現地の音楽市場をターゲットとした音楽やコンテンツを持続的に発表する戦略を通じ、韓流の現地化を行う」との考えを明らかにした。李氏はまた、SMの新規プロジェクトも発表した。ファンがSMの新人アーティストのプロデュースに参加するアプリ「ルーキーズエンタテインメント(루키즈 엔터테인먼트)」、カラオケアプリ「エブリシング(에브리싱)」、動画編集・共有アプリ「エブリショット(에브리샷)」などのアプリを活用したモバイル関連ビジネスを強化する。また、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を扱う新レーベルも設立し、ソウルを皮切りにアジア各国でEDMフェスティバルを開催する計画だ。李氏は新プロジェクトや新人グループの紹介にホログラムや映像を駆使してプレゼンテーションを行った。またNCTのメンバーのうち40人余りが仮面をかぶって登場し、パフォーマンスを披露。同グループの紹介映像も公開された。