K-POPの東京ドーム公演が大盛況
昨年から政治的に急激に冷え込んだ日韓関係であるにも拘らず、K-POP歌手が日本のコンサート会場の最高峰ともいえる東京ドームで超満員の公演をしようとしている。 東京ドームは収容人員はおおよそ5万5000人、その名声と同じくらい敷居も高く、一部の超大物歌手しか公演が許されてこなかった。 海外ポップスターのうち、故マイケル・ジャクソンやバック・ストリート・ボーイズ、マライア・キャリーなど“スーパー級”歌手だけに開放して来た。韓国歌手では東方神起が2009年に初めて東京ドームに入ることができた。 その後、昨年までイベント性の合同公演を除いて、東方神起・BIGBANG(ビッグバン)・SUPER JUNIORだけがこの舞台を踏んだ。 しかし、今年は「東京ドームラッシュ」といえるほど多くのK-POP歌手の公演が予定されている。1月にはKARAが韓国ガールズグループとして初めて東京ドームの舞台に立ち、4万5000席を満席にした。続いてJYJ・2PM・東方神起・SUPER JUNIOR・G-DRAGONらが東京ドームの舞台に上がる。K-POP歌手だけで東京ドームに70万人近い観客を集めるものと見込まれる。 このなかでJYJは、4月2日から4日までの3日間・計3回のライブ公演を開催して約15万人のファンを集める。彼らはこれまでavexと法的訴訟をしてきて、日本活動に制約を受けていたが、東京ドーム舞台に4年ぶりに立てるようになった。 2PMは4月20、21日に東京ドームで「LEGEND OF 2PM」というタイトルで単独公演を開催する。日本デビューを果たしてまだ2年しか立たない彼らが単独公演を行うことにはただ驚くばかりだ。 東方神起はK-POP歌手として初めて5大ドームツアーに出る。東方神起は4月27日から東京ドーム、京セラドーム大阪、福岡ヤフーオク!ドーム、札幌ドーム、ナゴヤドームの5大ドームツアーを始める。なかでも東京ドームでは3公演で15万人以上集めるものと予想されている。 BIGBANGのG-DRAGONも、韓国ソロ歌手として初めて東京ドームの舞台に立つ。スーパージュニアは2年連続となる。東京ドーム公演は日本において完全にその地位を確立したことを意味する。 東方神起やG-DRAGONのようなトップスターは、既に有料ファンクラブ会員が5万人以上になっている。日韓関係が悪くても、ファンには関心がないのである。韓流ファンの特徴は、K-POPのコアファンが多い。東方神起ファンが2PMやG-DRAGONの公演も見る。そのため日本で一流と言われる女性歌手・安室奈美恵もなかなかできない東京ドームコンサートがK-POP歌手には簡単に(?)できるのである。