韓服を着て街歩き 韓国で流行

2016年02月25日 19:21

韓国の学生を中心とした若い世代で、伝統衣装の韓服(한복)を着て街歩きするのが流行している。24日、ソウル・仁寺洞(서울 인사동)には友達や恋人同士で韓服(한복)を着て歩く若者たちの姿をあちこちで見ることができた。ほとんどが10~20代の女性で、韓服(한복)を着て歩く同年代の人にどこで借りたか尋ね、そのまま韓服レンタル店(한복대여점)を訪ねて行く人もいた。韓服レンタル店(한복대여점)を訪れる外国人観光客も目についた。タイ(태국)から来た観光客は「『宮廷女官チャングムの誓い(대장금)』のような韓国ドラマを見るたびに韓服が美しくて目がいった」と話した。関連業界の関係者らは、女性を中心に韓服(한복)が流行している背景には、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にあるとしている。写真共有アプリ「インスタグラム(인스타그램)」に掲載された韓服(한복)の写真はこの数カ月間だけで数千枚に達する。韓服(한복)の流行により、レンタル店(한복대여점)は予想外の好調さを見せている。仁寺洞(인사동)のレンタル店(한복대여점)関係者は「お客さんが一日100~150人に達し、夏は200人を超えて列をつくる」とした上で、「昨年よりお客さんが30%ほど増えた」と明らかにした。仁寺洞(인사동)がある鍾路区(종로구)の区庁関係者は「韓服(한복)と仁寺洞(인사동)の広報効果はもちろん、若い訪問客が増えて、地域商圏も活気を取り戻している」として、「伝統の象徴であると同時に古いイメージがあった仁寺洞(인사동)が韓服(한복)により活力を取り戻したことの意味が大きい」と話した。