韓国消費者の日本ネット通販利用急増
2014年11月20日 22:50
円安の進行で日本の商品が割安になったことを受け、韓国の消費者による日本のインターネット通販(인터넷 통신판매)の利用が活発になっている。海外宅配代行韓国最大手、モールテールの日本からの宅配代行件数は9~10月に1万3700件となり、前年同期比107%の増加を記録した。7~8月に比べても24%増加した。同社が9~10月に配送を代行した日本の商品のうち、最も物量が多かったのはヘアケア製品「ハホニコ ラメラメトリートメント(하호니코라메라메트리트먼트)」だった。アマゾンジャパンなどで同製品は1万5000円ほどで購入できるが、円安にもかかわらず韓国では50万~60万ウォン(5万3100~6万3700円)台で販売されている。次いで、プラスチック製ボトル「マイボトル」(日本販売価格1万5000ウォン台、韓国販売価格3万ウォン台)や、「ロイズ 生チョコレート」(同7000ウォン台、同1万8000ウォン)が続いた。モールテールによると、ヘアケア用品のほか、キッチン用品や衣類、雑貨、書籍、CD・DVDなどが人気だという。ウォンの対円相場は2011~12年に100円=1500ウォン台まで下落したが、12年下半期から上昇し始め、今年8月下旬に08年のリーマン・ショック以来、6年ぶりのウォン高水準を記録した。今月19日現在、100円=943ウォンとなっている。