韓国のキムチ 無形文化遺産に

2013年12月05日 19:12

韓国の「キムジャン(越冬用のキムチ漬)文化(김장문화)」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ:유네스코)の無形文化遺産(무형문화유산)に登録された。ユネスコが5日午後(日本時間)、アゼルバイジャン(아제르바이잔)の首都バクーで開いた委員会で正式に決定した。韓国からは16件目の無形文化遺産となる。委員会は「世代を越えて受け継がれているキムジャンは韓国人にとって隣人同士の助け合い精神の実践であり、連帯感とアイデンティティー、帰属意識を高めるもの」と指摘。自然の材料を利用する食習慣を持つ国内外のさまざまな共同体との対話を促進するだろうと評価した。登録の準備を進めてきた韓国文化財庁は「全国民が行っているキムジャン(김장)が登録されたことにより、国際舞台で韓国文化に対する評価が高まり、無形文化遺産の重要性に対する国民の認識が高まるだろう」と期待を示した。一方、日本の「和食(와쇼쿠) 日本人の伝統的な食文化(일본 전통음식문화)」、中国が推薦した「珠算(そろばん:주산)」がそれぞれ無形文化遺産に登録された。