韓国に気を使わない教科書

2015年04月07日 14:35

日本の小学校で使われるすべての社会科教科書に続き、日本のすべての中学校地理・公民・歴史教科書にも「竹島は日本領土(독도는 일본 땅)」という内容が盛り込まれることが分かった。日本の文部科学省は6日、中学校で使われる地理・公民・歴史教科書18点の検定結果を発表した。その結果、地理教科書4点すべてが「竹島は日本の領土であり、韓国が不法に占拠している(독도는 일본 땅이며 한국이 불법으로 점거하고 있다)」と記述した。公民教科書も6点もすべて「竹島は日本の領土(독도는 일본 땅)」と記し、そのうち5点では「韓国が不法占拠している(한국이 불법 점거하고 있다)」としている。歴史教科書も8点すべてが「竹島は日本の領土(독도는 일본 땅)」と主張し、そのうち半数が「韓国が不法占拠している(한국이 불법 점거하고 있다)」という日本政府の主張を盛り込んだ。「江戸時代(에도 시대 1603-1867年)初期は日本人たちが竹島で操業していた(에도시대초기 일본인들이 독도에서 조업했다)」「1905年に島根県に編入された(1905년 일본 시마네현에 편입됐다)」という記述と共に、日本の漁民らが独島近海でアシカ漁をする昔の写真や新聞記事を掲載した。慶応大学の添谷芳秀教授は「李明博(イ・ミョンバク:이명박)前大統領が竹島に上陸して以降、日本の社会には『もうこれ以上、韓国に気を使うのはやめよう。日本人も声を上げよう(더는 한국에 신경쓰지 말자. 우리도 목소리를 제대로 내자)』というムードが急速に広まっている。今回の検定にはそうしたムードが反映されている」と語った。そうした一方で、そうした情勢変化とは関係なく「かなり以前から『予定されていた』もの」という見方もある。日本は数年前から、段階的に独島問題を教科書に反映させてきたというのである。日本ではまず、政府が「教科書検定基準(교과서 검정기준)」を立て、「学習指導要領解説書(학습지도요령 해설서)」を作成する。この2つに合わせて民間出版社が教科書を執筆、最終的に政府が検定することになっている。