韓国 この冬一番の冷え込み
寒波と強風、大雪で韓国全土が凍り付いた。ソウル(서울)には5年ぶりに寒波警報(한파경보)が、済州(チェジュ:제주)には7年ぶりに寒波注意報(한파주의보)が発令された。今回の寒さは火曜日の26日に平年気温を回復し和らぐ見通しだ。気象庁(기상청)は23日、「中国北部地方から張り出した冷たい大陸高気圧の影響を受け25日まで全国が厳しい寒さに見舞われる。済州道(제주도)と湖南(ホナム:호남)などでは雪も多く降るだろう」と予報した。24日はこの冬で最も低い気温を記録する所が多いと気象庁は予想した。ソウル(서울)は朝の最低気温が氷点下18度まで下がり、昼間の最高気温も氷点下9度にとどまる。ソウル(서울)の気温が氷点下18度以下に下がれば2001年1月15日に氷点下18.6度を記録して以後の最低気温となる。南部の済州市(제주시)と西帰浦(ソグィポ:서귀포)もやはり24日は1日中氷点下にとどまるものと気象庁は予想した。24~25日の地域別予想積雪量は▽済州道山間部が10~60センチ、湖南西海岸が10~30センチ、忠清南道(チュンチョンナムド:충청남도)西海岸と湖南内陸、済州道(山間部以外)が5~20センチ、忠清道内陸部が2~7センチ、嶺南(ヨンナム:영남)西部内陸部が1センチ前後などとなった。一方、天候の悪化により23日は済州(제주)を発着する航空便が大量に欠航した。23日午後3時30分基準で済州(제주)を出発する54便、済州(제주)に到着する42便の96便が欠航し、140便余りが遅延した。気象庁(기상청)のチャン・グンイル(장근일)総括予報官(총괄예보관)は、「火曜日の26日昼から平年並みの気温を回復し今回の寒さは次第に和らぐ」と話した。