開城歴史遺跡地区と富士山が世界文化遺産

2013年06月24日 19:49

北朝鮮の「開城歴史遺跡地区(개성역사유적지구)」が国連教育科学文化機関(ユネスコ:유네스코)の世界遺産に登録された。カンボジアのプノンペンで23日に開かれたユネスコ第37回世界遺産委員会は開城歴史遺跡地区の世界文化遺産登録を決定した。2004年の高句麗古墳群に続き、北朝鮮では2番目の世界遺産登録。南北を合わせると世界遺産は計12件になる。開城城郭(개성 성곽)、開城南大門(개성 남대문)、満月台(만월대)、開城瞻星台(개성 첨성대)、高麗成均館(고려성균관)、崧陽書院(숭양서원)、善竹橋(선죽교)、表忠祠(표충사)、王建陵(왕건왕릉)、七陵群(7릉군)、明陵(명릉)、恭愍王陵(공민왕릉)という12の遺跡からなる開城歴史遺跡地区は、高麗の特出した文化的伝統を示す証拠になるとして世界遺産に登録された。同日には日本の象徴である富士山も世界文化遺産に登録された。これで日本は合計17件の世界遺産を保有することになった。富士山は山岳信仰の対象であり、芸術作品の題材としても数多く取り上げられている点が評価された。