遺物見つかった日本大使館 工事を再開

2016年04月17日 18:53

朝鮮王朝時代のものと推定される遺物が見つかり、建て替え工事がストップしていたソウルの日本大使館(일본대사관)の工事が再開されたことが17日、分かった。韓国文化財庁(문화재청)によると、日本大使館일본대사관の敷地からは遺構(수혈유구:25カ所)や排水路(배수로:1カ所)など計39カ所で遺物が見つかった。同庁は「朝鮮時代の建物の基礎や遺構などが見つかったが、保存状態が良好ではなく、遺構の性質も不明確(조선시대 건물지 기초시설과 수혈유구, 근대 적벽돌 건물지 등이 조사됐으나 잔존상태가 양호하지 않고, 유구의 성격도 불명확하다)」との結論を出したという。これを受け、大使館側は1月に中断した工事を今月再開した。1970年に建てられた大使館は老朽化のため、隣接ビルに移転。昨年7月から建て替え工事を行っている。