過度な露出に反則金?韓国SNS上で大騒動

2013年03月18日 19:11

最近また、昨年末の韓国大統領選挙時にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で広がったデマがぶり返している。そのデマとは「朴槿恵(パク・クネ)大統領が戦争を宣布する」「父親・朴正熙(パク・チョンヒ)大統領の独裁時代のようにミニスカートはいたら処罰5万ウォン」などがそれである。ことの発端は3月11日、行き過ぎた露出に5万ウォン(約4200円)の反則金を科すことなどとする軽犯罪処罰法施行令の改正案が閣議で議決されたことによるのだ。これに刺激され、ツイッターなどSNS上では「ミニスカートの取り締まりが始まった」「朴槿恵政権が朴正熙大統領時代に回帰した」といった書き込みが急激に広がった。「私はもう駄目だ」(ガールズグループFin. K.Lのイ・ヒョリ)、「どうすればいいの」(お笑いタレントのクァク・ヒョンファ)など、美脚やセクシーさで人気のある芸能人たちもデマに乗って、騒動はさらにエスカレートした。警察は「軽犯罪処罰法の改正案は女性の前で裸体を露出させて不快感を与える露出狂を罰するためのもので、ミニスカートやへそ出しルックは今回の取り締まりの対象ではない」と説明した。与党セヌリ党は「改正案は1963年から存在する処罰条項を簡素化したものにすぎない」と釈明しているが、未だ収まりの兆しが見えてこない。日本より露出が激しい韓国芸能界・韓国社会にとってただならぬ法律のようだ。