資本主義の浸透恐れず大胆な経済発展を

2013年11月03日 23:52

北朝鮮・朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン:김정은)第1書記が先日「資本主義の浸透を恐れず、大都市と国境を大胆に開放し、経済発展に必要なあらゆるものを十分に受け入れなければならない」と発言していたことが分かった。脱北者団体のNK知識人連帯は1日、北朝鮮の港湾都市・清津在住の消息筋の話として「金正恩氏は先月8日に平壌で開催された中央党、内閣、地方経済関係責任者らによる非公開の会議で、このような内容を語った」と明らかにした。この消息筋によると、金正恩氏は「われわれは人民に社会主義の富貴を存分に享受させるという目標を定め、昨年から経済発展に力を集中させてきた。少しは成果も出ているが、さほど大きな発展はない」と指摘し、その上で「100年過ぎても後悔することがないよう、小さく静かなものではなく、より大規模かつ大胆な計画を立てるべきだ」と発言したという。