華川ヤマメ祭りの開幕近づく

2016年12月27日 19:13

韓国・江原道の華川화천で来年1月7日に開幕する「2017氷の国華川ヤマメ祭り(화천 산천어축제)」に先駆け、華川地域の仙灯通りで24日、イルミネーションの点灯式が行われた。点灯式は崔文洵(チェ・ムンスン:최문순)華川郡首화천군수の宣言で始まった。カウントダウンの後、参加者が点灯ボタンを押すと、通りに設置されたカラフルなヤマメの形のランタン約2万7000個が一斉にともった。「2万7000」は華川の人口を表しており、1年かけて同地域の高齢者が中心となって作製した。ヤマメのランタンのほかにも、発光ダイオード(LED)などを利用した電飾の通りが約5キロにわたり設置され、国際的な祭りとなった華川ヤマメ祭り(화천산천어축제)への期待を高めた。イルミネーションによるライトアップは来年2月末まで行われる予定だ。この日は世界最大級の室内氷彫刻広場もオープンし、関係者によるセレモニーが行われた。同広場には世界最高レベルの技術を持つ、中国・ハルビンの氷彫刻専門家30人余りが約1カ月華川に滞在して製作した作品が展示されている。韓国の世界遺産「水原華城」のほか、中国の莫高窟、ヨルダンのペトラ遺跡、インドのロータス寺院、トロイの木馬などを模した30点余りが展示されている。室内氷彫刻広場は来年2月12日まで運営される。そのほかにも市民団体や華川中学の生徒約100人が参加するダンス公演のほか、人気歌手による公演が開かれた。 崔郡首は今年のイルミネーションはこれまでになく鮮やかにしたと紹介した上で、「来年1月7日に開幕するヤマメ祭り(산천어축제)が滞在型観光のコースとして十分なものになるように気を配っている」と話した。2017氷の国華川ヤマメ祭り(화천산천어축제)は来年1月29日に幕を閉じる。