華川ヤマメ祭り
韓国北部、江原道華川郡(강원도 화천군)で「氷の国華川ヤマメ祭り(얼음나라 화천 산천어 축제)」が10日開幕し、初日としては過去最多の15万1000人の観光客が訪れた。来月1日まで行われるヤマメ祭り(산천어 축제)では、氷上釣り얼음 낚시やそり、ヤマメのつかみ取り(산천어 맨손잡기)、氷の彫刻展示などさまざまなイベントが行われる。同祭りは2003年に初めて開催され、06年からは毎年100万人を超える観光客が訪れるようになった。10年からは文化体育観光部の「最優秀祭り」に選定され、昨年からは2年連続で国の「代表祭り(대표축제)」に選ばれた。初日のメーンイベントとなった氷上釣りでは、凍った華川の川面に約1万4000個の穴が開けられ、釣りざおを持った人であふれかえった。場所取りのため開場時間より1時間早い午前7時半から行列ができた。毎年大人気のヤマメ(산천어)のつかみ取りも多くの人でにぎわい、冷たい水の中に入ってヤマメ(산천어)をつかむ人たちの姿が見られた。そりすべりは家族連れの観光客に人気で、氷の彫刻が展示された氷の広場にも多くの観光客が訪れた。また、華川の中心街には5キロにわたって約2万4000個のヤマメ(산천어)の形をした灯籠が飾られ、夜を彩った。華川郡は開幕初日の観光客数が、昨年(約13万5000人)より1万6000人多い15万1000人となり、過去最多を記録したと発表した。同日午後6時には、同郡の崔文洵(チェ・ムンスン:최문순)郡首や住民も参加して花火大会が開かれ開幕を祝った。崔氏は「今年のヤマメ祭りは、華川の美しい自然と温かい人情を感じる、忘れられない冬の祭りになるよう準備した」と話した。