草梁倭館復元に向け日韓シンポ

2013年11月13日 17:54

江戸時代に日本と朝鮮の貿易・外交ルートの役割を果たした釜山の「草梁倭館(초량 왜관)」の復元に向けた日韓共同シンポジウム(한일 공동 심포지엄)が28日に開かれ。釜山草梁倭館研究会(부산초량왜관연구회)の主催で開かれる今回のシンポは「草梁倭館、どのように復元するのか?(초량왜관, 어떻게 복원할 것인가?)」をテーマに、長崎県と釜山地域の学界関係者、市民ら80人余りが出席する。シンポでは鎖国時代の約200年間、日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口「出島(데지마)」(長崎)の復元事業からその方法を探る。長崎市経済局文化観光部の出島復元整備室の関係者がシンポで復元プロセスを説明する予定。釜山草梁倭館研究会関係者は「出島という近代遺跡を復元し、教育・観光資源に活用し、都市(長崎)のアイデンティティーまで構築する様子が印象的だった。草梁倭館(초량왜관)も一部だけでも復元し、釜山の観光資源に活用することが急がれる」と話した。