米軍基地跡を安保観光の拠点に
2016年04月04日 23:51
韓国でヒット中のドラマ「太陽の末裔(태양의 후예)」のロケが行われた京畿道坡州市(경기도파주시)のキャンプ・グリーブス(캠프 그리브스)が非武装地帯(비무장지대:DMZ)生態・安保観光の拠点に生まれ変わる。京畿道関係者が3日明らかにした。京畿道(경기도)と坡州市(파주시)、京畿観光公社(경기관광공사)は国費など335億ウォン(約34億5000万円)を投入し、2018年末までにキャンプ・グリーブス(캠프 그리브스)内の60棟を超える建物のうち34棟を活用して歴史公園(역사공원:10万2000平方メートル)と文化施設(문화시설:1万6000平方メートル)をつくる。臨津江や臨津閣の平和ヌリ公園一帯を一望できるレストランもできる。DMZから約2キロほどしか離れていないキャンプ・グリーブス(캠프 그리브스)は1953年から2004年まで米軍基地として使われ、2007年に韓国政府に返還された。京畿道はキャンプ・グリーブス(캠프 그리브스)の施設を民間人のための平和安保体験施設に改造し、13年からユースホステル(유스호스텔)として運営している。民間人出入統制線内にある唯一の民間人宿泊施設だ。キャンプ・グリーブス(캠프 그리브스)が安保観光の名所として知られるようになり、訪問者数は14年の5571人から昨年は1万1099人と2倍以上増えた。最近は、視聴率が30%を超えるほどの爆発的な人気を集めているドラマ「太陽の末裔(태양의 후예)」のロケ地としても有名になったため、ロケが行われた施設の周辺に案内板を設置し、フォトゾーンを設ける予定だ。