米専門家 竹島あきらめれば安倍総理にノーベル平和賞

2013年06月06日 18:30

安倍晋三総理が実益のない竹島に対する主権主張をあきらめる大胆な歩みを取り、日本のイメージを改善するべきだというアメリカ専門家たちの意見が出た。これが現実化すればリチャード・ニクソンアメリカ大統領の 1972年中国訪問に比肩される重要な事件になり、安倍総理が有力なノーベル平和賞候補になると伝えた。アメリカ海軍分析センターのジェイムズ・クラッド先任顧問とアメリカのシンクタンク、アトランティックカウンシルのロバート・メーニン研究員は4日付ファイナンシャルタイムズの共同寄稿文を通じてこういう主張を広げた。二人は安倍総理が太平洋地域に ナショナリズムの亡霊を再び呼び起こし、過去日本の歴史的行為に対する修正主義的態度を取って、周辺国たちの憂慮を買っていると批判した。特に日本の竹島所有権主張は一部日本の学者たちも認めておらず、18世紀の日本地図にさえ竹島は韓国領土であることを明らかにしていると伝えた。安倍総理が竹島をあきらめる大胆な行動を取ったなら、自らに対する評判を劇的に改善して、東アジア地域を完全に様変りさせることができると助言した。また韓国人の日本に対する認識を完全に変え、安倍総理が有力なノーベル平和賞候補になって、日本に対して否定的見解を持った中国など他の国々にも既存の見解を変える機会を与えるというのである。二人の専門家はまた中国・ロシアとそれぞれに問題となっている尖角と北方領土で日本を不利にさせるという主張もあるが、むしろ中国・ロシアに対する日本の立地をもっと強くできると主張した。尖角や北方領土は文字通り領土紛争側面があるが, 竹島問題は韓国では情緒的な問題になっていて、尖角や北方領土のように重要ではないと彼らは付け加えた。だが一旦走り出したナショナリズムの方向性は簡単には変えられないだろうし、国益をどう守り、世論をどう納得させるのかは、不可能に近い、非常に難しい課題であろう。