米大使襲撃事件受け日本大使館の警備強化へ

2015年03月06日 18:33

韓国警察庁は6日、米国のリッパート駐韓大使(리퍼트 주한 미국대사)がソウル市内で男に襲撃された事件を受け、外交施設のほか、軍事施設、各国の文化院、外国人学校などに対する警備を強化する方針を明らかにした。警察はまず、米大使館(미국 대사관)の警備人員(경비인력)をこれまでの中隊一つ、小隊一つから、中隊二つ、小隊一つに、米大使公邸(미국 대사관저)は小隊一つから小隊二つに増やした。また、警備人員を配置していなかった在韓米商工会議所(주한 미국상공회의소)など、米国関連施設にも新たに警備人員を配置した。さらに、日本大使館(일본대사관)の警備人員も中隊を一つ増やした。他の国の大使館については巡回警備を強化することを決めた。韓国に駐在する外交官は要人保護の対象ではなかったが、今回の襲撃事件を機にリッパート大使(리퍼트 대사)には4人、大使夫人(대사 부인)には3人の警察官が警護につくことになった。併せて、日本大使(일본 대사)が外部活動を行う際には、韓国の警察官1人が警護し、人が多いところに行く場合はもう1人追加されるという。