福田元首相「韓半島統一は北東アジアの安全」

2015年04月05日 20:06

日本の福田康夫(후쿠다 야스오)元首相は3日「朝鮮半島の統一は、朝鮮半島だけでなく北東アジア全体をより安全な社会に変える道だ」と語った。「韓国国民の間でも、統一を成し遂げるべきだというエネルギーがより大きくなっているとみている。統一は韓国と北朝鮮の国民全てを幸せにするものだ」と述べた。その上で、北東アジアの平和を脅かす中心的な要因として北朝鮮の核開発を挙げ「北朝鮮の核問題に対しては、韓国と緊密に協力、対話しながら、日本に与えられた役割を担っていくべきだ」と述べた。また、日本と北朝鮮の国交正常化については「朝鮮半島の統一や北朝鮮の核問題解決にプラスになる方向で議論していくべきだ」と語った。福田元首相(후쿠다 전 총리)はさらに、日中韓3カ国首脳会談(한·중·일 3국 정상회담)や日韓首脳会談(한·일 정상회담)の早期開催を主張し「日韓首脳会談(한·일 정상회담)が実現してこそ、両国間に山積している各種の懸案を解決することができる」と述べた。だが一方で「日韓首脳会談(한·일 정상회담)を行うために、別の前提条件があってはならない。まずは両国の首脳が会うということが重要だ」と指摘した。これは、日韓首脳会談(한·일 정상회담)を行う必要性を認めながらも、そのためには歴史問題に対する安倍晋三首相の責任ある対処が必要だという韓国側の意向に反する主張だ。今年8月に予定されている、第2次大戦の終戦70周年に当たっての安倍首相の談話(아베 총리의 '종전 70년' 과거사 담화)について福田元首相(후쿠다 전 총리)は「現職の首相が行うことであるため、具体的に言及するのは困難だ。優れた内容の談話が発表されるものと期待している」と語った。一方、日中韓3カ国の協力について福田元首相(후쿠다 전 총리)は「国民の間では、経済や観光などをめぐって活発な交流が実現しているが、国家レベルでは摩擦が高まり、それが感情的な対立へとつながる悪循環が続いている」と指摘し、いわゆる「政冷経熱(정랭경열)」現象が見られることを懸念した。