現役の独立運動家 李哲承議長
2013年08月23日 21:22
今から15年程前、私が富山のある日韓交流団体の事務局長をしていた時、一度韓国から李哲承議長(当時は自由民主民族会議代表常任議長、現ソウル平和賞文化財団理事長)を富山にお招きして講演をしてもらったことがあった。李哲承議長は植民地時代に独立運動家をして頭角を現し、戦後大韓民国が建国された時も国是を決定し、自身も国会議員なって政党を作り、党首にもなった。長く政治の舞台で活躍し、韓国社会に多くの影響を与えた人だ。富山に来られた当時は70代半ば過ぎだったが、反共的思想の持ち主で、祖国統一の熱気でみなぎっている人だった。その李哲承議長に今日ある会合で久々にお会いした。既に90歳を越えたお年にも係わらず、15年前と同じ迫力のある肉声に驚嘆するばかりである。北韓人民の自由解放統一の日は時間問題だと力説される姿には夢と希望に満ちあふれている若者のようだった。若者とは肉体的年齢を指して言うのではなく、青年のような夢と希望を持って実現させようとしているかによるものだと言うことができる。李哲承議長は今も現役の独立運動家だと言える。韓国の真の独立は列強(米国・中国・ロシア・日本)の影響を受けない韓半島を作り上げる時、完成すると言えよう。