海外韓国文化財 約4割が日本に
2014年10月11日 18:54
韓国国会の教育文化体育観光委員会(교육문화체육관광위)교육문화체육관광위원회に所属する与党セヌリ党(새누리당)の李相逸(イ・サンイル:이상일)議員は10日、文化財庁(문화재청)の国政監査(정감사)に先立ち配布した報道資料で、韓国の文化財のうち、国外にあるものが15万6160点あり、東京国立博物館(도쿄국립박물관)など日本(일본)にある文化財が6万6824点で、全体の43.3%を占めていることを明らかにした。米ニューヨークのメトロポリタン博物館(뉴욕 메트로폴리탄 박물관)など、米国(미국)にある文化財が4万2325点(27.9%)で2番目に多く、ドイツ(독일)にある文化財が1万727点(6.9%)と続いた。このほか、中国(중국)8278点(5.3%)、英国(영국)7954点(5.1%)、ロシア(러시아)4067点(2.6%)、フランス(프랑스)2896点(1.9%)、台湾(대만)2881点(1.8%)、カナダ(캐나다)2192点(1.4%)、オーストリア(오스트리아)1511点(1.0%)の順となった。一方、返還された文化財は9760点と集計された。返還された文化財のうち、5139点(52.7%)が2001年以降に返還された。李議員は「文化財の返還事例を見ると、政府の努力より民間による努力によってなされる場合が多い」と指摘。国外にある文化財を民官合同で返還につなげるタスクフォース(태스크포스)を運営することを提案した。