海外の韓国語教育機関 「世宗学堂」に統合を推進
2016年07月12日 19:20
韓国の文化体育観光部(문화체육관광부)と教育部(교육부)、外交部(외교부)は12日の閣議で、海外での韓国語教育(해외
한국어 교육)の効率性と専門性を高めるため、各国で運営されている韓国語教育機関の「世宗学堂(세종학당)」へのブランド統合を進めることを決めた。現在、海外の韓国語教育機関として文化体育観光部(문화체육관광부)が「世宗学堂(세종학당)」(57カ国・143カ所)を、教育部(교육부)が「韓国教育院(한국교육원)」(17カ国・39カ所)を、外交部(외교부)が「ハングル学校(한글학교)」(117カ国・1875カ所)をそれぞれ運営または管理している。今後、韓国教育院(한국교육원)は実施する韓国語講座で必要に応じて世宗学堂(세종학당)の教材を使用したり、世宗学堂(세종학당)から教員の派遣を受けたりする。ハングル学校(한글학교)は海外の韓国系が自発的に設立・運営していることから、現状を維持しつつ、学校側が世宗学堂(세종학당)への転換を希望する場合は審査を経てこれを認める方針だ。この3機関の教員や関係者の研修も、文化体育観光部が毎年行っている「世界韓国語教育者大会」に来年から一本化する。また、海外でのこうした韓国語教育のコントロールタワー役を担う協議体を下半期に構成し、11月に初会合を開く予定だ。