東京で3・1独立運動記念式典

2016年03月01日 17:26

日本の植民地支配に抵抗して1919年に起きた独立運動を記念する「3・1節(3·1절)」を迎え、在日韓国人(재일동포)が1日、東京で式典を開き、命をかけて祖国独立に尽力した独立運動家をたたえた。東京・港区の在日本大韓民国民団中央本部(재일본 대한민국민단 중앙본부)で同日、約200人が参加し記念式が開かれた。出席者は独立宣言書を朗読(독립선언 낭독)し柳興洙(ユ・フンス:유흥수)駐日韓国大使(주일대사)が朴槿恵(パク・クネ:박근혜)大統領のあいさつを代読したほか、決議文を読み上げ(결의문 낭독)万歳三唱(만세 삼창)を行った。出席者は決議文を通じ「われわれは3・1精神を継承し韓民族としてのアイデンティティーを確立し祖国の繁栄と平和統一に積極的に取り組む(우리는 3·1정신을 계승하고 한민족으로서의 정체성을 확립해 조국의 번영과 평화통일에 적극적으로 참여할 것)」と決意を表明した。また、北朝鮮の核・ミサイル開発に断固抗議し朝鮮半島の安定と北東アジアの平和を求めるとした。さらに、呉公太(オ・ゴンテ:오공태)団長が「人種差別を扇動し在日コリアンの生命と生活を脅かすヘイトスピーチを根絶するため全力を尽くさなければならない(인종차별을 선동하고 재일동포의 생명과 생활을 위협하는 헤이트스피치를 근절하기 위해 전력을 다해야 한다)」と述べた。