来韓のローマ法王 半島の平和願う
2014年08月14日 18:30
ローマ法王フランシスコ(프란치스코 교황)が14日午前、京畿道・城南(성남)のソウル空港(서울공항)(軍用空港)に到着し、「韓国に来ることができてうれしい。出身国のアルゼンチンのブエノスアイレスでも韓国人と良い関係を築いていた」と、法王を空港で出迎えた朴槿恵(パク・クネ:박근혜)大統領に語った。朴大統領は「来韓を機に分断と対立の朝鮮半島に平和と和解の時代が切り開かれることを願う(긴장과 대립의 한반도에 평화와 화해의 시대가 열리길 바라는 마음)」などとあいさつ。法王も「心の中で思ってきた」と応えた。法王は出迎えにきた旅客船沈没事故の遺族ともあいさつを交わし、「心が痛い。犠牲者らを記憶している」と話した。ローマ法王の来韓は1984年と1989年のヨハネ・パウロ2世(요한 바오로 2세 교황)以来で、3回目。18日まで滞在する。午後には青瓦台(청와대)で公式歓迎式(공식환영식)が行われる。法王一行と韓国政府の高官が出席し、在韓外交団も招かれる。続いて、朴大統領は法王と会談。同席者は少数とする。朴大統領と法王の会談後、両者は迎賓館に移動し、各界からの出席者約200人を前に演説を行う予定だ。