来年南北統一すれば世界7位の経済大国に

2014年04月21日 20:38

現代経済研究院(현대경제연구원)はこのほど、韓国と北朝鮮が来年統一を果たせば、2050年時点で世界7位の経済大国になるとの分析を明らかにした。「統一韓国の経済的潜在力推定(통일 한국의 경제적 잠재력 추정)」と題する報告書によると、韓国と北朝鮮が来年統一した場合、韓半島(朝鮮半島)の2050年時点の実質国内総生産(GDP)は7358兆ウォン(約726兆円)に達するとみられる。2050年時点での予想GDPで比較すると、中国(중국)、米国(미국)、インド(인도)、ブラジル(브라질)、日本(일본)、ロシア(러시아)に次ぐ7番目の規模となる。韓国の昨年の実質GDPは1381兆ウォン(約136兆円)で世界15位だった。試算は統一から35年で韓半島の経済規模が5倍以上に膨らむ可能性があることを示している。同院は韓半島を中心に北東アジア経済圏が形成され、シベリア鉄道(시베리아 철도)、中国横断鉄道(중국 횡단철도)、アジアハイウエー(아시아 하이웨이)などにより、ユーラシアまで経済圏が広がると仮定した。一方、統一韓国が外部の経済圏まで勢力を広げられない場合、2050年の経済規模は最大予想値を約30%下回る5663兆ウォン(約559兆円)になると試算した。同院は統一初期の5年間に統一コストの負担で一時的に投資が減少し、年平均の経済成長率が3.5%にとどまると予想した。しかし、その後は相乗効果により、2021年から50年まで年3.3~5.0%の安定成長を続けるとした。北朝鮮については、統一後の35年間で年8.2~14.8%の爆発的な成長が見込まれるとした。統一韓半島の1人当たり実質GDPは、2050年には9万1588ドルに達すると試算した。南半部では15年の2万7360ドルから11万2734ドルに増え、北半部も1376ドルから4万8353ドルへと35倍に増えるとした。