朴大統領弾劾案が可決

2016年12月09日 17:11

韓国の朴槿恵(パク・クネ박근혜)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル:최순실)被告の国政介入事件をめぐり、朴大統領に対する弾劾訴追案が9日、国会本会議で可決された。現職大統領の弾劾案可決は2004年3月12日、当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン:노무현)大統領に続き、史上2番目となる。朴大統領は国会から弾劾訴追議決書を渡されると大統領権限が停止され、黄教安(ファン・ギョアン:황교안)首相が職務を代行する。採決には在籍議員300人中、299人が参加し、賛成234人、反対56人、棄権2人、無効7人で可決された。弾劾案の可決には在籍議員の3分の2にあたる200人以上の賛成が必要だった。朴大統領側近で前経済副首相兼企画財政部長官の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン:최경환)与党セヌリ党議員が唯一、採決に欠席した。