朴大統領と米副大統領の会談 日韓関係に温度差

2013年12月07日 20:10

韓国の朴槿恵(パク・クネ:박근혜)大統領は6日、青瓦台(大統領府)でバイデン(바이든)米副大統領と会談した。韓国と日本の関係改善についても意見交換したが、成果は出なかったもようだ。バイデン(바이든)氏は「日本は米国と韓国の重要な同盟国だ。障害要因が速やかに解決され、円満な関係進展が遂げられることを望む」と言及したのに対し、朴大統領は「信頼に基づき、両国間に未来志向の関係が構築されることを望む。日本の真摯な措置を期待している」と応じた。日韓関係が軌道に乗ってからこそ、オバマ大統領が提唱する「アジア重視」の土台となる日米韓の3者協力が完成されることから、バイデン(바이든)氏は日韓関係の進展という「結果」に重きを置いた一方、朴大統領は結果を出すための「前提条件」を強調したと受け止められる。双方に温度差があるとみられる。ただ、バイデン(바이든)氏は3日、安倍晋三首相と会談した際に約20分間、二人だけで話したとされ、朴大統領との会談で日韓関係の改善に向けた安倍首相からの「贈り物」を伝達した可能性があるとの見方も出ている。