朝鮮通信使再現 家康行列に初参加

2015年03月20日 18:14

愛知県岡崎市で4月5日に行われるイベント「家康行列(이에야스행렬)」に、朝鮮王朝時代の外交使節団「朝鮮通信使(조선통신사)」が初めて参加する。在日本大韓民国民団(民団:재일민단)岡崎支部(오카자키 지부)の関係者が19日、「日韓国交正常化50周年を迎え、かつて両国の善隣・友情の使節だった朝鮮通信使(조선통신사)を再現し家康行列に参加する予定だ(한·일 국교정상화 50주년을 맞아 과거 양국간 선린·우정의 사절이었던 조선통신사를 재현해 이에야스 행렬에 참가할 예정)」と明らかにした。朝鮮通信使(조선통신사)の一行は約30人からなる。岡崎市の伊賀八幡宮(이가하치만쿠우)から乙川(오토가와)までの3.5キロを練り歩く予定だ。岡崎市は江戸幕府の初代将軍、徳川家康(도쿠가와이에야스)の生誕地で、家康行列を毎年行ってきた。徳川家康(도쿠가와이에야스)400回忌の今年は記念行事に取り組んでいる。徳川家康(도쿠가와이에야스)は朝鮮との関係改善に努めた。江戸時代に朝鮮通信使(조선통신사)は1607年から1811年まで12回にわたり日本に派遣され、両国交流の象徴となっている。 日韓両国は朝鮮通信使(조선통신사)が2016年に国連教育科学文化機関(ユネスコ:유네스코)世界遺産に登録されるよう、議員連盟の下に委員会を設け協力している。民団なども日本の自治体が開催する行事に積極的に参加し、活動の盛り上げに努めている。民団岡崎支部(민단 오카자키 지부)の関係者は「隣り合う二つの国が、朝鮮通信使(조선통신사)という大規模な使節団を通じ交流しさまざまな物語や足跡を残した。世界的にもまれな遺産」と話している。