最古の金属活字本 500冊限定で書籍発売
2016年08月23日 18:15
現存する世界最古の金属活字本(금속활자본)である「直指心体要節(직지심체요절)」(直指)を現代の視点から再解釈した書籍「直指、話しかける(직지, 말걸다)」(原題)を直指コリア組織委員会(직지코리아 조직위원회)が製作した。直指に流れる精神を現代人が理解できるよう、多様な分野の専門家が解説した同書籍は9月1日に開幕する直指コリア国際フェスティバル(직지코리아 국제페스티벌)で販売される。執筆は韓国学中央研究院(한국학중앙연구원)のオク・ヨンジョン(옥영정)教授、西江大(서강대학교)のソ・ミョンウォン(서명원)教授、文学評論家(문학평론가)のチョン・ヨウル(정여울)氏、僧侶のヒョンジン(현진스님)氏の4人が担当した。直指コリア組織委員会(직지코리아 조직위원회)は同書籍を500冊限定で製作した。1冊ごとに番号を入れ、プレミアム感を打ち出した。直指コリア国際フェスティバル(직지코리아 국제페스티벌)のイベント会場で先着順に販売する予定で、価格は1万ウォン(約895円)程度になる見通しだ。直指コリア組織委員会(직지코리아 조직위원회)の関係者は「直指の歴史はよく知っていても、その中に含まれている興味深い内容について知らない人が多く、これを現代の立場から再解釈した書籍を出版した」とした上で、「この本を通じて直指が現代人により親しみやすいものになることを願う」と話した。直指コリア国際フェスティバル(직지코리아 국제페스티벌에서)は「直指、世の中を起こす」をテーマに、忠清北道清州市の清州芸術の殿堂(청주예술의전당)と古印刷博物館(고인쇄박물관)周辺で9月1日から8日まで開かれる。