日韓世論調査「日本に良くない印象」は韓国人の76%

2013年05月08日 20:46

日本の市民団体『言論NPO』と韓国の東アジア研究院(EAI)が共同で実施して7日に発表した「日韓相互認識調査」の結果によれば、日本に否定的な認識を持つ韓国人の比率が76.6%に達したことが分かった。韓国人に否定的な印象を持つ日本人の比率は37.3%だったのとは対照的な結果となった。これは俗にいう「忘れない被害者」と「忘れてしまう加害者」の意識構造の差なのか、それとも単なる国民性の違いなのかは分からない。どちらにせよ、最近の日本政府当局者の発言やポーズに敏感に反応している韓国人の様子が分かり、日本人は政治的なことよりも、韓流を始めとした韓国文化に反応している傾向が理解できる。また調査によれば、韓国人は、軍事的に脅威を感じる国として北朝鮮(86.7%)、中国(47.9%)に続き日本(43.9%)を挙げ、日本は軍事的脅威になる国として北朝鮮(78.9%)、中国(60.1%)、ロシア(19%)に続き韓国(12.2%)を挙げた。 しかし韓国人の73.6%、日本人の74%は両国関係が重要だと認識し、関係改善に対しては共感を示した。その一点を共有して、お互いが腹を割って話ができる関係を、民間からでも構築して行くことが大切である。今回の調査は3~4月にかけて韓国・日本両国でそれぞれ約1000人を対象に実施されたものである。