日韓の歴史講演

2013年02月16日 23:04

今日夕方、砺波市内で「古代韓半島と富山」と題して講演を行った。受講者は7名だったが、日頃から考えてきたことをまとめて、1時間15分ほどの話をした。古代の話をするときに、避けて通れないのが、古事記、日本書紀である。ご存知の方もあると思うが、その中に結構、伽耶、百済、新羅、高麗(高句麗)の話が出てくる。出てくること自体、関係があったからであるが、その興亡史と大和(三輪山、葛城を含む)、出雲、諏訪、高志(北陸)とが密接に関係している。特に富山を含めた北陸は、海流や季節風の関係で古代の高麗(高句麗)や渤海との関係が深い。韓半島の北側から船出すれば、かなりの確率で能登半島に漂着する。富山県内に「高麗神社」「高来社」などと言う古代韓半島ゆかりの社があることを、今日の受講生は誰も知らなかったようだ。越中一宮の「高瀬神社」の縁起を辿ってみてもやはり、古代朝鮮半島に行き着いてしまう。不思議なことにこれらの神社には皆「高」の文字が付いている。