日韓が平昌・東京五輪成功に向けスポーツ協力へ

2013年09月10日 18:32

大韓体育会(대한체육회)(KOC)の金正幸(キム・ジョンヘン:김정행)会長はアルゼンチン時間の9日、国際オリンピック委員会(국제올림픽위원회)(IOC)総会が開かれた同国ブエノスアイレス(부에노스아이레스)で日本オリンピック委員会(일본올림픽위원회)(JOC)の竹田恒和(다케다 츠네카즈)会長と会談し、スポーツを通じた両国の協力強化策を話し合った。金会長は、韓国で開かれる2018年平昌冬季五輪(평창 동계올림픽)と20年東京夏季五輪(도쿄 하계올림픽)の成功に向け全面的に協力し、五輪精神による平和と和解を実現しようと提案した。ただ、金会長は東京五輪開催決定後に東京などで行われた「反韓・嫌韓デモ(반한 시위)」に遺憾を表明し、これによって両国関係に支障が出たり五輪精神が傷つくことのないよう日本側の配慮を求めた。これについて竹田会長は、両国は政治的に難しい局面に置かれているが、両国のオリンピック委員会が協力し、政治、経済などの分野に活力を呼び込めるよう努力すると述べたとKOC側が伝えた。また、これに先立ち韓国文化体育観光部の劉震竜(ユ・ジンリョン:류진룡)長官が8日午前に下村博文(시모무라 하쿠분)文部科学相に祝電を送ったことを、韓国政府当局者が9日、明らかにした。当局者によると祝電は2018年に韓国・平昌で冬季五輪が開催されるのに続き、東京で夏季五輪が開催されることを祝い、スポーツ交流を通じ韓日関係が強固になることを期待するものだという。また、李丙琪(イ・ビョンギ:이병기)駐日韓国大使が岸田文雄(기시다 후미오)外相に五輪開催決定を祝福し、開催成功を願うメッセージを送った。東京・新宿の韓国文化院 (한국문화원)もホームページに五輪東京開催を祝い、成功を願うメッセージを掲載している。