日本に略奪されたはずの智光国師塔の獅子像、韓国中央博物館収蔵庫に

2016年03月17日 23:46

日本に略奪されたと考えられてきた「原州法泉寺址智光国師塔(원주 법천사지 지광국사탑

)」(国宝101号)基壇部の獅子像が国立中央博物館(국립중앙박물관)の収蔵庫に保管されていたことが確認された。景福宮(キョンボックン:경복궁)国立古宮博物館(국립고궁박물관)の境内にある智光国師塔(지광국사탑)は9回以上も場所を移しながら塔自体がかなり破損した状態だ。今月から全面解体・補修作業に入り、2019年までに保存処理する計画だ。文化財庁の関係者は「国立文化財研究所(국립문화재연구소)が智光国師塔(지광국사탑)の解体と復元を控えて昨年、文献調査をする過程で獅子像が保存処理され、国立中央博物館(국립중앙박물관)の収蔵庫にあることを確認した」と明らかにした。博物館は朝鮮戦争以降、盗難の危険と安全を考慮して収蔵庫に保管したと推定されると明らかにした。しかし文化財庁の関係者は「博物館から連絡を受けることができず、獅子像がどこにあるのか分からなかった」と述べた。