日中韓3カ国の国会議員囲碁大会
2016年09月25日 21:37
韓国の与野党国会議員でつくる囲碁会「棋友会(기우회)」が、日中韓3カ国の国会議員による囲碁交流戦の開催を進めていることが25日、分かった。これまで棋友会(기우회)主催で中韓、日韓の議員が参加する交流戦が開かれたことはあるが、3カ国の交流戦は初めて。12月3~5日にソウルで開催する計画を立てている。棋友会(기우회)の関係者によると、中国の国政助言機関、中国人民政治協商会議(중국 인민 정치 협상 회의)は交流戦に参加する意向を表明している。棋友会기우회の会長を務める与党セヌリ党(새누리당)の元裕哲(ウォン・ユチョル:원유철)議員は来月9日、在日韓国大使館の国政監査のために訪日した際、日本の囲碁文化振興議員連盟(바둑 문화 진흥 의원 연맹)側に参加を要請する計画という。中国と韓国の議員交流戦は2013年から毎年開かれたが、今年は米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(고도 방어 미사일:THAAD、サード)」の韓国配備をめぐって両国関係がぎくしゃくしており、中止となった。日本との交流戦は1999年から2004年まで毎年開催されたが、その後は政治的な事情などを理由に中断された。国交正常化50周年を迎えた昨年、11年ぶりに再開された。棋友会(기우회)には今年の総選挙でセヌリ党(새누리당)の比例代表として初当選したチョ薫鉉(チョ・フンヒョン:조훈현)氏ら25人が加入している。