恐竜世界エキスポ 来春開幕

2015年12月09日 19:06

韓国南部の慶尚南道・固城(경남 고성)で、来年4月1日から恐竜世界エキスポ(공룡세계엑스포)が開幕する。「恐竜、希望の光で未来を開く(공룡 희망의 빛으로 미래를 열다)」をテーマに6月12日まで73日間、唐項浦観光地(당항포관광지)と特別会場の床足岩郡立公園(상족암 군립공원)で開かれる。恐竜エキスポは今回で4回目。179万人の観光客誘致を目標に掲げている。組織委員会事務局は、同郡の崔平浩(チェ・ピョンホ:최평호)郡守に事業計画を報告し、具体的な内容を事実上、確定した。多様かつユニークな体験の場をつくるため、最先端の映像技術を取り入れ、ロマンチックな光の演出を融合させる。エキスポ組織委員会は既存の展示館をリフォームし、先端技術を取り入れた「デジタル恐竜体験館」や「ホログラム映像館」などを設置した。過去に大人気を博した4D(4次元)、5D(5次元)映像の続編も用意した。建物の外壁をスクリーンに見立てた、華やかな映像美を誇るメディアファサードも注目を集めそうだ。恐竜の化石で有名な中国四川省の自貢恐竜博物館から借り受け、韓国で初めて展示される全長4メートルと11メートルの恐竜骨格化石も目玉の一つとなる。今回のエキスポは「光」をテーマに据え、常時夜間オープンする。「星の光広場」「月の光ガーデン」「光の国」「光の川」「光の城」の五つのテーマで華やかな光の景観を演出することで、家族連れだけでなく恋人同士などさまざまな観覧客を呼び込み、179万人という来場者目標を達成したい考えだ。また、遠くの首都圏の人にも訪れてもらおうと、運営中のコンテンツや制作予定のコンテンツを活用し、今月15日からソウル近郊の国際展示場、KINTEX(京畿道・高陽)で首都圏特別展を開催する。組織委員会は、今回のエキスポによる収益のうち100億ウォン(約10億4000万円)を地元の発展のために使用する方針だ。

https://dino-expo.com/