尹東柱 2月に福岡・京都・東京で日韓合同追悼行事

2015年01月29日 20:48

朝鮮半島出身の詩人・尹東柱(윤동주:ユン・ドンジュ、1917~1945年)が亡くなってから70年になるのに合わせ、韓国と日本が来月福岡で合同追悼行事(추도 행사)を開催する。市民らによる「福岡・尹東柱の詩を読む会(후쿠오카·윤동주 시를 읽는 모임)」が駐福岡韓国総領事館(후쿠오카한국총영사관)に共催を提案して実現した。同領事館の安相炫(안상현:アン・サンヒョン)領事は29日、「尹東柱を追悼し、韓日の市民が彼の生き様と詩を読み解くことで、韓国と九州が文化交流における連帯感を形成する。また、尹東柱の詩を愛す日本市民との人的ネットワークを構築し、文化分野で韓国に対する親しみの基盤拡大の契機になる(윤동주 시인을 추모하고, 그의 삶과 시를 한국과 일본의 시민이 함께 되돌아 봄으로써 한국과 규슈간 문화교류의 공감대를 형성하고, 시인의 시를 사랑하는 일본 시민과의 인적 네트워크를 구축해 문화분야에서 친한 기반을 확산하는 계기가 될 것)」と趣旨を説明した。行事の実行委員会(실행위원회)は2月の5~9日まで九州大などで、展示会や追悼式などを開く。このうち尹東柱の遺稿や遺品のレプリカなど51点が並ぶ展示会は尹東柱ゆかりの日本の3都市で開かれる。2月5~9日が福岡市の九州大西新プラザ(규슈대 니시진 플라자)、同13~17日(16日除く)が京都市のハリス理化学館同志社ギャラリー、同21~25日が立教大池袋キャンパスの立教学院展示館(旧図書館2階)。いずれも入場無料。巡回展期間中には、韓国の著名詩人、高銀(고은:コ・ウン)氏の講演(2月14日、同志社大)や尹東柱のおいで成均館大教授(성균관대 교수)の尹仁石(윤인석:ユン・インソク)氏の講演(2月8日、九州大)なども行われる。尹東柱は韓国で大学卒業後、日本に留学。立教大と同志社大で学んだ。ハングルで詩をつくったとして同志社大在学中に治安維持法容疑で逮捕され、福岡刑務所で1945年2月に獄死した。


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