対馬で盗まれ韓国に持ち込まれた国宝級仏像の行方

2013年03月03日 23:19

韓国の窃盗団が日本で盗んだ仏像2点は、新羅・高麗時代に韓半島で制作された仏像であることが確認され、仏像が日本に返還されるかべきかどうかで今、韓国は熱い。長崎県対馬市で昨年10月、神社や寺から相次いで文化財が盗難に遭ったもの一部であり、長崎県対馬海神神社に保管中の国宝級仏像である銅造如来立像と観音寺にあった金銅観世音菩薩坐像である。この仏像が略奪や取引で日本に渡った文化財であることが分かった場合、略奪文化財の返還という全く別の話になるからなのだ。韓国文化財庁は「この仏像が日本に不法に渡ったという証拠は今のところ探せない。略奪等の根拠がない場合、関連法令に基づき仏像を日本に返さなければならない」と話している。また、大田(テジョン)地方裁判所は、「日本から盗んできた仏像は日本の寺院が仏像を正当に取得したということを訴訟で確認するまで返還してはならない」という決定を下した。1,100年以上前に製造され、略奪されたとしても倭寇なのか秀吉の朝鮮出兵の時なのか、正当な貿易で入って来たものなのか、歴史が流れ過ぎては真実は分からないだろう。