大型カジノ2カ所建設へ
2015年01月18日 18:57
韓国の企画財政部(기획 재정부)や国土交通部(국토교통부)、文化体育観光部(문화체육관광부)などは18日、合同で「観光インフラおよび企業革新投資中心の投資活性化対策」を発表した。対策には観光産業活性化のため大型カジノ(카지노)を併設する複合リゾート施設(복합리조트시설)2カ所の建設や海洋観光地の開発などが盛り込まれている。複合リゾート施設(복합리조트시설)の建設については、今年後半に事業者を選定し早ければ年内の着工を予定している。外国人の出資比率規定(51%以上)をなくし、国内投資者が筆頭株主になることを認める計画だ。ホテル(호텔)やショッピングモール(쇼핑몰)なども併設した複合リゾート施設(복합리조트시설)の完成予定は2020年。政府関係者は「サムスンや現代など国内企業を含め、国内投資者が公正な競争の下、事業に参入できるようになる」と話す。仁川国際空港(인천국제공항)がある永宗島(영종도)が複合リゾート施設(복합리조트시설)の有力建設候補地に挙げられている。政府はまた、17年までに高級ホテル(計5000室規模)の建設を計画しているほか、ソウル(서울)に3カ所、済州島(제주도)に1カ所の計4カ所に新たな市内免税店の設置を許可する方針だ。海洋観光地の開発については、振興地区を指定し、規制を大幅に緩和。財政や税制面で支援を行う方針だ。政府はソウル(서울)の都市開発なども含んだ今回の対策について、25兆ウォン(約2兆7200億円)以上の投資効果があるとしている。