在日朝鮮族合同運動会 13日東京で
日本で暮らす朝鮮族(韓国系中国人)の運動会が13日に東京北区の東京朝鮮中高級学校재일중국조선족운동회가で開かれる。昨年に続き2回目となる同運動会は日本で暮らす朝鮮族にとって最大イベントで、在日朝鮮族サッカー協会(재일조선족축구협회)、在日中国朝鮮族経営者協会(재일중국조선족경영자협회)、在日朝鮮族女性会(재일조선족여성회)、朝鮮族研究協会(조선족연구협회)など6団体が共催する。レストラン7店が冷麺(연변냉면)やスンデ(순대:豚の腸詰め)など韓国と中国の食べ物を用意する。運動会実行委員会のマ・ホンチョル(마홍철)委員長は「在日朝鮮族社会を代表する連合会がなかったためにこれまで運動会も地域ごと、団体ごとに小規模な行事で終わっていた」と説明。日本で暮らす朝鮮族の親睦と団結のために昨年から合同運動会を開いていると紹介した。運動会で競うだけでなく、親戚や知人と会って思っていることを話し、故郷への思いを共有する場になっているという。昨年は約1500人が参加し、在日朝鮮族の集まりでは過去最多となった。主催側は行事が広く知られ、今年はさらに多くの人が参加すると予想している。日本で暮らす朝鮮族は現在8万から10万人程度に増えた。朝鮮族の関連団体は運動会を機に交流が増え、将来は在日朝鮮族連合会(재일조선족연합회)が結成されることを期待している。在日朝鮮族女性会のチョン・ジョンソン(전정선)会長は「韓・中・日の3カ国語に堪能な在日朝鮮族は日本社会のあちこちで活躍し、根付いたが、次世代のアイデンティティー維持に対する悩みが多い(한·중·일 3개국어에 능통한 재일조선족은 일본 사회 곳곳에서 활약하며 자리를 잡았지만 차세대의 정체성 유지에 대한 고민이 많다)」とした上で、「アイデンティティーを育てるには運動会ほど適したものはない(정체성을 함양하는 데 운동회만 한 것이 없다며 학부모들이 반기고 있다)」と説明した。