在日同胞の歴史伝える写真展 ソウル市庁で開催に
2016年05月13日 18:33
在日本大韓民国民団(재일본대한민국민단:民団)が16~27日、ソウル市庁(서울시청)1階のロビー(1층 로비)で写真展「在日同胞110年と民団70年の歩み(재일동포 110년과 민단 70년의 발걸음)」を開催する。民団は1946年に創設され、在日コリアン社会をまとめる役割を果たしてきた。日本全国に48の地方本部と276の支部を置き、約50万人の会員を抱える。創設から70年を迎えるのを記念して、日本の植民地支配から解放された後も日本に残らざるを得なかった理由や、差別の中でも民族のアイデンティティーを失わず祖国に貢献してきた様子を収めた約60点の写真を紹介する。呉公太(オ・ゴンテ:오공태)団長は12日、「在日同胞はこれまで日本での権利追求や祖国支援など多様な活動の先頭に立ってきた。過去の記録をありのままに伝える写真展を通じ、現地化している次世代の民族魂を呼び覚まし、祖国から忘れられつつある在日同胞の存在を広く伝えたい(재일동포는 지난 세월 일본에서 권리 찾기와 모국 돕기 등 다양한 활동에 앞장서 왔다. 과거의 기록을 가감 없이 보여주는 사진전을 통해 현지화하고 있는 차세대의 민족혼을 일깨우고 모국에서 잊혀가는 재일동포의 존재를 널리 알릴 계획)」と話した。写真展に合わせ、民団と在日コリアンを取り上げたドキュメンタリーの上映会、在日コリアン女性の書道作品と絵画を展示する招待展も開かれる。写真展はソウルを皮切りに釜山(부산)、仁川(인천)、蔚山(울산)、大邱(대구)、大田(대전)、光州(광주)、済州島(제주도)でも開催される。