国立ハングル博物館 来月9日オープン

2014年09月26日 18:51

国立ハングル博物館(국립한글박물관)(ムン・ヨンホ:문영호館長)が、来月9日の「ハングルの日(한글날)」にソウル市竜山区の国立中央博物館の敷地内にオープンする。建物は延べ面積1万1322平方メートル、地下1階、地上3階で、1階には「ハングルヌリ(한글누리)」と呼ばれる図書館(도서관)、2階には常設展示室(상설전시실)、ハングル関連の商品販売店(상품점)、カフェ(찻집)などとして活用する予定の「アルムヌリ」と呼ばれる空間が設置される。3階は企画展示室(기획전시실)と子ども向けのハングル遊びの場(어린이를 위한 한글놀이터)、外国人のためのハングル教室(외국인을 위한 한글배움터)などに活用される。オープンに向けて投入された予算は326億ウォン(約34億円)。2階の常設展示室では「ハングルが歩んできた道(한글이 걸어온 길)」をテーマにハングルの過去と現在、未来がさまざまな展示品や映像を通じて紹介される。また「訓民正音(ハングル)解例本」を澗松美術館から借り受けて期間限定で展示し、さらに朝鮮王朝第22代国王・正祖(1752-1800)がハングルで書いた手紙をまとめた「御筆帳」、ハングルが刻まれた陶磁器、昔の詩歌集、故・公丙禹(コン・ビョンウ)氏が発明した最初のハングルタイプライター、大韓民国政府樹立後初の国語用国定教科書なども展示される。