唯一の日本式寺院の所有資料調査へ

2016年04月07日 18:53

韓国に唯一残っている日本式の寺院(일본식 사찰)、東国寺(동국사)が所有する文化遺産に対する学術調査が行われることが6日、分かった。東国寺(동국사)は1909年、韓国南西部の全羅北道群山市に建てられた。本殿のほか、仏具や仏画、日本による植民地時代の歴史を知るための資料など5000点以上の遺産を所有している。群山大(군산대학교)の博物館(박물관)は8月までに同寺院が所有する資料の内容を正確に把握し、歴史・学術・文化的価値を分析する予定だ。同寺の住職、宗杰(チョンゴル:종걸)僧侶(주지스님)は「恥ずかしく暗い歴史の資料が再び生まれ変わり、資料として活用されることを願う(자료가 세상에 재탄생돼 후학들의 가르침 자료로 활용되길 바란다)」と話した。郡山大(군산대학교)のク・ヒジン(구희진)教授は「調査が完了すれば植民地時代の歴史研究や歴史教育の重要な資料として活用されるだろう(조사가 완료되면 일제 강점기 역사 연구와 역사 교육의 중요한 자료로 활용될 것이다)」と期待を示した。