否定的な表現の多い韓国語?
米バーモント大学(미국 버몬트 대학)が新聞記事、映画、検索サイト、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で使われた10言語の24事例を分析した結果、肯定的な単語が断然多いのがスペイン語だったという。グーグル検索(구글 검색)、グーグル・ブックス(구글 북스)、ツイッター(트위터)で1-3位を占めたのはスペイン語(스페인어)だった。2年前の米ギャラップ社(미국 갤럽 사)による肯定度調査も同様だった。148カ国の人々に「昨日たくさん笑ったか(어제 많이 웃었 지)」をはじめとする5つの質問をした。すると、「笑った(웃었다)」という回答はパナマ(파나마)とパラグアイ(파라과이)で85%に達し、1位だった。10位以内の顔ぶれを見ると、タイ(태국)とフィリピン(필리핀)を除く8カ国が中南米(중남미)だった。バーモント大学(버몬트 대학)の調査で最下位だったのはグーグル検索(구글 검색)に書き込まれた中国語(중국어)だった。韓国語(한국어)は映画字幕がビリから2番目の23位、ツイッター(트위터)が20位だ。韓国映画の字幕がどれだけ俗っぽくてひどいかは映画館に数回行けば分かる。SNSやインターネットはゴミの山と言ってもいい。「どうしてネズミが/こんなに多いのですか/四方八方からかじり散らす音が聞こえてきます/しょっちゅう人をけなし/しかり飛ばす騒ぎが起こっています/人を悩ますことが楽しい…」(キム・グァンリム(김광림)『ネズミ(쥐)』より)英語圏では「幸せ?(행복?)」「うん、幸せ(응, 행복)」という言葉がはばかることなく交わされる。韓国人の日常ではなかなか聞けない言葉だ。言葉は心が生み出す声だ。そこに時代の影が垂れ込めている。韓国人(한국인)は生計を立てるのに忙しく、余裕のない暮らしをしてきた。