同志社大で尹東柱の追悼行事
2015年02月15日 18:12
韓国の国民的詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ:윤동주、1917~1945年)が亡くなってから70年になるのに合わせ、尹東柱(윤동주)が日本留学中に在学した同志社大(도시샤대、京都市)で14日、追悼行事(추모행사)が開かれた。尹東柱(윤동주)は同志社在学中、ハングルで詩をつくったとして治安維持法違反の疑いで逮捕され、1945年2月16日に福岡刑務所후쿠오카 형무소で獄死した。同志社大(도시샤대)のキャンパスには、同大出身の在日コリアンらが大学に働きかけ1995年に尹東柱(윤동주)の詩碑が建てられた。今年は尹東柱(윤동주)の死から70年、詩碑建立から20年。同志社コリア同窓会(도시샤코리안동창회)・尹東柱を偲ぶ会(윤동주를 그리워하는 모임)、同大関係者、日本人市民有志らが尹東柱(윤동주)をテーマにした講演会を含む今回の追悼行事を企画した。行事には村田晃嗣学長ら同志社(윤동주)関係者、韓国の李賢主(イ・ヒョンジュ:이현주)駐大阪総領事、市民ら約300人が出席した。李総領事は祝辞で2011年12月に当時の李明博(イ・ミョンバク:이명박)大統領と野田佳彦首相が京都で行った韓日首脳会談の際、韓日友好の象徴として両首脳が尹東柱(윤동주)の詩碑に献花するプランがあったことを明かした。セキュリティー上の問題で献花は実現しなかったが、「いつまでも心に残る尹東柱(윤동주)の詩が韓国と日本の懸け橋になっている。詩碑を通じ両国が草の根の交流を行っている」と話した。